先週もウクライナ情勢とドル円の動向に注目が集まりました。
ウクライナ情勢に関しては
停戦協議をやってはいるんでしょうが、
なかなか進展しない状況のようです。
ロシア側からは”軍事活動縮小”という発表もありましたが、
戦争は何でもありですからね。
これまで散々嘘をついてきたロシアですから、
こうした発表も敵を欺くためのフェイクニュースの可能性が高いです。
実際、欧米各国は”縮小”ではなく”再配置”という認識のようです。
そして、ドル円ですが上昇の勢いが凄いですね。
日米金利差の拡大が鮮明となり、
ドル円は一時125円台に乗せる動きも見せました。
米は既に利上げサイクルに入っていますが、
日本はいつまで経っても”緩和緩和”ですから、
当然ながらドル円は上昇せざるを得ないわけです。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
先々週の流れを引き継いで週明けから急騰し、
一旦は125円台に乗せる動きを見せましたが、
そこからは下落しています。
まぁ、これまでの上昇のスピードが速すぎたので
大口が利確に走ったんでしょう。
トレード的には難しかったでしょうか。
週明けの急騰には時間帯的に乗れなかったでしょう。
そして、週中からは遅行スパンが陰転し、
赤色ゾーンに変化したのでショート指向になりますが、
現在のファンダを鑑みると、
下向きに仕掛けるのは勇気がいりますね。
また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
これまでのJPYの独歩安状態からは変化して、
JPYが買い戻されていることが分かります。
他の通貨に関しては、
週を通して目立った傾向は無かったので、
通貨強弱の観点ではトレードしやすい通貨ペアは無かったです。
さて、月曜からの相場ですが、
引き続きドル円の動向に注目で、
しばらくは円安のトレンドが続きそうです。
円安というのは円の価値が他の通貨と比較して
相対的に低くなっていることを意味します。
先月だけで円の価値が10%も目減りしている事実を
真剣に受け止めなければいけません。
周りのみんなは、消費税が数%上がるだけで騒ぐのに
円の価値が僅か1ヶ月で10%も毀損しても何とも思っていない様子。
不思議です。