先週もトランプ関税に関する話題が多かったですね。
まずは鉄鋼・アルミの米国への輸入に対して25%の関税を課すと表明、日本も例外ではない様子。そしてトランプ大統領が提唱していた相互関税も実際に決定したようで、発動は4月からになることに。
相互関税とは関税負担を相手国と同等%にすることを目的としています。例えば、現在の自動車関税はEU⇒米の場合、EUは2.5%の関税負担だが、米⇒EUの場合、米は10%の関税負担になっており、これを同じ%にする政策です。2.5%に揃えるか or 10%に揃えるかは不明ですが、これを全ての輸入品にするそうなので、米経済に限らず、世界経済にかなりの影響を与えることは想像に難くないです。
そして、これらの関税に対してEUは対抗措置を取ると表明しており、中国と同様に関税戦争に参加する模様です。
対して日本は…弱腰なのか、米とのパートナーシップを重要視しているのか、そもそも自国経済の弱さからなのか、米の関税攻撃に無策のまま…まぁ今の日本の政治家じゃ、仕方ないですね。
週中には米消費者物価指数(CPI)の発表があり、市場予想を上回ったことでインフレ懸念が再燃、FRBの利下げ期待も後退しています。次の利下げは今年の12月にあるかどうか、もしかしたら年内は据え置きとの思惑も出てきていますが…
トランプ大統領の政策を考慮すれば、利下げどころか利上げすらも有り得ると私は何度も書いており、それが現実になりそうで警戒しています。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週明けは横ばいスタートでしたが、週中から上昇トレンドへ転換し、週後半にかけては一転して下降トレンドに変化しました。値幅は350PIPS程度で相変わらずの高ボラティリティーです。
トレーディングとしては比較的簡単な部類か。11日(火)あたり、青色ゾーンに切り替わり、サポートされている状態で、遅行スパン陽転のタイミングでロングできましたね。
また、13日(木)も遅行スパン陰転、且つ、青色ゾーン割れのタイミングでショートすることもできますが、こちらは日本時間の深夜だったので、入れなかった方も多かったでしょう。ちなみにこちらのショートは私もエントリーできていません。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、JPY売りが極端に目立っています。週中の急騰はJPY売りの影響が強かったと分かります。対してUSDはそれほど強くなかったんですね。
また、EURとGBPが週中から比較的強かったので、USDJPYのロングよりも、EURJPYやGBPJPYのロングの方がトレーディングとしてはやり易かったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、特に注意すべき指標は無さそうです。
日本では金曜日に日本消費者物価指数の発表がありますが、物価高騰によりこちらは強い数字となりそうです。
皆さん、食品などの価格高騰に苦しんでませんか?それらは三流政治家の責任なんですよ。怒って良いんですよ。選挙に行きましょうね。