NYダウを起点とした世界同時株安も落ち着きを見せてきたところですが、
なぜかドル売りが止まらない状況となっています。

当初は、株安の流れからリスク回避となり、
そして、円買いからドル売りへ波及したのかと思っていましたが、
どうやら、そうでは無さそうですね。

為替のニュースを見ると、
ドル安が進行したという事実には触れていますが、
その原因については、どれもハッキリと説明できていません。

アナリストという肩書の人が、辻褄を合わせるように
あれこれと解説している文章を見かけますが、
どれもしっくりこず、取って付けたような解説となっています。

トレーダーとしては、他人の意見に惑わされず、
チャートに忠実に行動していきたいですね。

という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb18021801
先週は遅行スパンがずっと陰転状態で、
雲もずっと赤色ゾーンのままとなっており、
週をとおして売り目線でトレードすべき状況でした。

赤色ゾーンがレジスタンスラインとして機能していたので、
戻り売りもやりやすかったのではないでしょうか。

こういう時に、「さすがに下げ過ぎでしょう」なんて
値ごろ感を持たないようにして下さいね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD売りが強く出ている事が分かります。

また、相対的にJPY買いが見られますので、
通貨の強弱の観点からも
USDJPYのショートが第一候補だったといえるでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
やはり、現在の原因不明のドル売りがどこまで続くかに注目です。

FOMC議事録の公表が控えているので、
それがきっかけで反転する可能性もありますが、
全てはチャートを見てからの判断となります。

一応、USDJPYの週足チャートを確認してみます。
usdjpy1w18021802
オレンジラインは昨年9月の安値から引いたラインですが、
既に、ここをブレイクしており、
一昨年の急騰(トランプラリー)の全値戻しに向かうかもしれません。

少なくともオレンジラインを再度越えるまでは
ドル売り目線継続と言わざるを得ないでしょう。