先週は月末、四半期末、年度末を迎えた週で、
実需フローの動きが警戒されましたが、
概ねリスク選好が優勢で堅調に推移しました。
世界的なインフレ懸念はあるものの、
バラ撒かれたお金が投資に回っているようで、
NYダウは33000ドル台にまで乗せてきています。
そして、為替では米10年債利回りの高止まりを背景に、
ドルが堅調、ドル円は110円台にまで乗せてきています。
金曜日には米雇用統計の発表があり、
前月比+91.6万人増という大幅な伸びとなりましたが、
市場の反応は限定的。
やはり、グッドフライデーで世界中のマーケットが休場していたためでしょうが、
それでも、米経済の回復は順調に進んでいるという印象を
持たせるには十分な結果だったと言えるでしょう。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
大まか流れとしては、週中盤までは上昇トレンドで、
週中以降は調整含みという感じでしょうか。
今の相場は、根底に米10年債利回りの上昇によるドル買い
という意識があるので、
ロングには乗っていきたいですね。
先週も青色ゾーンを背にしてロング指向で臨んでいけば
期待値>1のトレーディングができたでしょう。
週末には一時的に売り優勢の場面も出現しましたが、
ファンダメンタルズと逆向きですし、
米雇用統計の発表が間近に控えていたので、
ここで無理にショートする必要も無いでしょう。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD買い、JPY売り傾向が見られますね。
そして、GBP買いも目立っていますが、
これは英でワクチン接種が順調に拡大していることが要因です。
さて、月曜からの相場でが、
まずはグッドフライデーで反応薄だった米雇用統計の好結果が
改めて材料になるのかどうかに注目です。
そして、FOMC議事録もありますが、その内容によっては
再びドルが動意づく可能性もあるでしょう。
今の相場はワクチン接種の進行状況が意識されているようなので、
引き続きドル買いポンド買いユーロ売り目線で見ていくことになりそうです。