消費者物価指数(CPI)の鈍化から始まったドル安の流れですが、
先週はようやく一息ついた感じでしょうか。

それにしても、、、
市場はインフレのピークアウトを期待し、予測し、
ここ1ヶ月間はドル安の流れを続けてきましたが、
その他の指標を見ると、決してインフレが鈍化したとは言えないんですよね。

先々週の米雇用統計は強い内容でしたし、
先週発表された米ISM非製造業景気指数も
米生産者物価指指数(PPI)も市場予想を上回っています。

本当にインフレピークがアウトしたのか疑問でしかなく、
CPI頼みのインフレピークアウト説もそろそろ限界では?

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb22121101
1週間で370PIPSほど動いており、
全ての通貨ペアの中でドル円が最もボラティリティーが高くなっています。

1年前まではドル円といったら低ボラで有名でしたが、
本当に様変わりしました。

トレーディングとしては週序盤での
遅行スパン陽転、青色ゾーンへの転換場面以降を
ロングで取っておきたいですね。

週中盤以降は弱含みの展開でショート指向になりますが、
雲に絡んでいる場面も多く、
タイミングが取りづらかったかもしれません。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
通貨の強弱が頻繁に入れ替わっており、
明確な傾向は見られませんでした。

基本的に+0.5ラインよりも上の通貨を買い、
-0.5σよりも下の通貨を売る方針ですが、
どの通貨も継続性が無く、単発な動きだったようです。

さて、月曜からの相場ですが、
現在最も注目されている消費者物価指数(CPI)の発表、
そして、FOMCが開催されます。

今の相場はCPI頼み、というか、
CPI”鈍化“頼みのところがありますので、
その数値如何でどのような相場展開にもなり得ます。

今回のCPIも”鈍化見込み“ですが、
はたして市場の予想通り、というか、
期待通りになってくれるかどうか。

CPIとFOMCの時間帯はドルを中心に
為替は乱高下することが予想されるので
無理にトレードすることは控えたいですね。