介入警戒感はどこへやら、
先週のドル円は一方的な上昇となりましたね。

財務省による介入を恐れて、
ドル円のロングに躊躇する日々が続いていましたが、
日米金利差という疑いようのないファンダメンタルズ要因がある限り
ドル円は上に行かざるを得ないです。

そんな状況の中、
前回の介入レベルを上抜けても、一考に介入してこないので、
投機筋も”財務省は口先だけ“と思うようになったのでしょう、
徐々に上向きの流れが加速していきました。

そして、消費者物価指数(CPI)は、
今回も市場予想を上回る強さで
インフレ抑制されていないことが確認され、
次回のFOMCでも0.75%の利上げが確実、
日米金利差の拡大が当面継続することとなり、
更にドル円の上昇に弾みがつく形に。

147.67円という32年ぶりの高値水準もあっさり更新、
150円も視野に入ってきました。

鈴木財務相は
「投機による過度な変動は容認できない」
と発言していますが、
完全に舐められていますね。

先週のドル円の動きを見ても分かる通り、
これほどまでの一方的な上昇、過度な変動にも関わらず
口先だけで介入してこないとなると、
実弾の”弾切れ“を相当に気にしているんでしょう。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
cpb22101601
見ての通り、一方的な上昇トレンドで
週を通しての値幅は350PIPSほどにもなってます。

青色ゾーンしか出現しておらず、
遅行スパンもほとんど陽転状態、
いつものように青色ゾーンをサポートレベルにしての
押目買い戦略が効きましたね。

でも、、、
チャートとしてはこれほど分かりやすいパターンはないんですが、
介入警戒感が根底に存在する以上、
実際にロングできるかというと難しかったかもしれません。

ちなみに私はドル円ではトレードしませんでした。。。

サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
どの区間を見ても、
USDJPYでしたね。

なので、USDJPYは上昇せざるを得ないです。

また、GBPは乱高下状態、
今の英の財政政策の混乱っぷりを見ると、
GBPでのトレードも難しいですね。

さて、月曜からの相場ですが、
ドル円は150円を視野に入れ始めたので
さすがに財務省も介入してくるでしょう。

前回の介入レベルから3円も上がっているのに、
この辺りでも介入してこないとなると、
財務省の弱腰っぷりがさらに露呈することになってしまいます。

まぁ、どれだけ介入しても
一時しのぎ“にしかならないですが。