先週は大阪G20サミットを控えていたために
動きにくい様子見相場だったでしょうか。

各国の大統領や首相が事前に何かしら発言するようなら
それにつられて相場が動意づくことも期待したんですが、
実際のところはそれほどでもなかったですね。

で、G20が開幕して最も注目していた米中首脳会談は、
思いのほか温和、というか、前向きだったようで、
ファーウェイに対する禁輸解除だったり、
通商協議も再開されるようで
これらが週明けの材料になりそうです。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週初は米利下げへの反応の残像が残っていて、
ドル売り主体で下落し、一時は107円割れとなるも、
その後は下げ過ぎの調整なのか、G20の思惑なのか、
上昇トレンドに転換しました。

週中の上昇トレンドに乗れれば良かったですが、
日足ではまだまだ明確な下降トレンドだったので、
ちょっと乗りづらかったかもしれませんね。

そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通して継続的な強弱は起こらなかったようです。

概ね、USD買い傾向、EUR買い傾向にも見えますが、
それほど明確な強さではないですね。

GBPも上下に振れており、
先週はGBPJPYもGBPUSDもトレンドにならず、
トレード対象にはなりにくかったです。

さて、月曜からの相場ですが、
G20、米中首脳会談を相場がどのように捉えるか、
です。

報道的には予想以上に前向きだったようにも見えるので、
リスク先行的なUSD買い、JPY売りで寄付くんでしょうか。

しかし、G20が閉幕したら、
トランプ大統領をはじめ、各国要人が再び
けん制発言などをして揺さぶってくるんでしょう。

実際問題、G20って顔合わせ的な意味合いが強く、
詳細まで詰めることはできないですからね。

米中の問題も、本当に通商協議が再開されるのか、
ファーウェイも輸入再開されるのか、
まだまだ分かりません。

そして、週末には米雇用統計が控えていますが、
これで悪い数字が出たら利下げ確定となるでしょう。