先週は円関連の通貨ペアが突然急騰しましたね。

低ボラで有名なドル円が、
1週間でまさかの250PIPSもの値動きがありました。

その原因についてはいまだにハッキリしていないようで、
報道でも様々な憶測がなされていますが、
一番シックリくるのが、
新型ウィルスの感染拡大によるアジア通貨売り
という説です。

新型ウィルスの影響で経済活動が停滞し、
景気を押し下げるので円を売ろうという流れのようで、
個人的にもこれなら納得できます。

悪材料が起きた国の通貨が売られる、
至極真っ当な流れです。

というか、これまでの円の扱いが不自然だったんですよね。

なぜ、リスク回避で円が買われるのか、、、
意味が分かりません。

地震が起きたらリスク回避で円買いになる、
消費税増税したらリスク回避で円買いになる、
新型ウィルスが感染拡大したらリスク回避で円買いになる、、、
全ておかしいです。

日本で起きた悪材料なら円売りになるのが道理で、
これまでパブロフの犬のように
リスク回避となれば何でもかんでも円買い
という発想自体が間違っていたことに、
市場参加者も気付く時期になったのかもしれません。

先進国の中で断トツのビリ成長、
借金が雪だるま式に増えている日本の通貨が安全だなんて
今となっては洗脳以外何物でもないです。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20022301
週半ばからの急騰が凄まじいです。

遅行スパンが陽転、青色ゾーンよりも上で推移しているので、
当然、ロングで臨むべき局面ですが、
これほどまでの急騰はリアルタイムでは誰も予想できなかったでしょう。

しかし、急騰の原因を探っても意味はないので、
トレードの際は、テクニカルに従って行動していきたいですね。

次に、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
明確なJPY売り、USD買いとなっています。

この流れを見ると、
安全通貨、逃避先通貨はUSD一択だと
市場は認識し出しているようです。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き、新型ウィルスの報道に注目です。

相変わらず感染拡大が続いていて、収まる気配がないですが、
それに対して、円やドルがどのような反応をするかです。

先週の流れを見ると、
クロス円関連はしばらく堅調に推移しそうです。