先週は新型コロナウィルスに関する大きなニュースも無く、
比較的落ち着いた展開だったでしょうか。
各市場をチェックすると、
NYダウは史上最高値更新中、ビットコインも高値圏での推移、
金(ゴールド)は弱含みの展開でしたので、
全般的にはリスク選好的な雰囲気ではありました。
そんな中、ドラギ前ECB総裁がイタリアの首相になることが決まったようですね。
ドラギ氏のECB総裁時代の手腕が買われたようですが、
もともと彼は緊縮財政路線なので、
今の財政拡大路線に合うのかどうか。
しかし、マーケットはドラギ首相の誕生をポジティブに受け取っているようです。
ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週前半は上昇トレンドで、
週中から後半にかけて弱含みの横ばいという流れでした。
週前半は分かりやすかったですね。
青色ゾーンを背にして押目買い方針で臨んでいけば
大きく外すことはなかったでしょう。
しかし、それほどボラティリティがあるわけではなかったので、
利大を目指すのは難しかったでしょうか。
週中からは横ばいとなり、遅行スパンも絡みだしたので、
それ以降は監視対象としての優先順位を下げたほうが無難です。
別の、もっと分かりやすいトレンドになっている通貨ペアの
優先順位を上げて臨むべきですね。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
概ねUSD売り傾向だったでしょうか。
それに対して、買われた通貨ペアは、
あまりハッキリしないですがEUR、GBPあたりだったので、
GBPUSDのロングでも良かったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
引き続き新型コロナウィルスとワクチン接種の動向に注目です。
日本でのワクチン接種は2月中旬からとしていますので、
今週あたりから始まるはずです。
しかし、接種自体が為替に影響を与えることはないです。
一応、市場の雰囲気はリスク選好的で
ドル売り、円売り傾向にあるので、
まずはその流れに乗ることを考えていきます。