先週はドル円が一時110円台にまで上げましたが、
全般、リスク選好的な流れだったでしょうか。
そのきっかけという訳でもないと思うのですが、
NZ中銀金融政策会合では追加利下げに関する文言が削除され、
逆に、利上げを示唆されたことでNZDが買われました。
そして、英中銀委員が利上げ時期が早まる可能性に言及したことで
GBPも買われました。
最近になって、このような利上げ、テーパリングに関する話題が
各国で出始めるようになってきましたが、
それに伴い、関連する通貨が買われる状況が続いています。
そして、それがリスク選好という雰囲気になって
JPYが売られているようですね。
ということで、
先週分のUSDPJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週前半はドル円らしい値幅の狭いレンジ相場でしたが、
後半にかけて徐々に上向きが優勢、
そして、上昇トレンドになっていきました。
週前半もルール的にはショート指向、ロング指向の場面がありましたが、
全体の値幅を見ると、どちらにもエントリーできませんね。
27日以降、青色ゾーンが成長したあたりで
ようやく買い目線でしょうか。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
それほど明確な傾向は見られませんが、
後半にはGBP買い、JPY売りが目立っていますね。
これは先に挙げた英中銀委員の発言によるものです。
さて、月曜からの相場ですが、
週末には米雇用統計が控えています。
先月の米雇用統計は100万人増の予想だった関わらず
26万人にとどまったことでネガティブサプライズとなりました。
よって、今回の米雇用統計は久しぶりに注目を集めることになるでしょう。
純粋に、良ければドル買い、悪ければドル売りではないでしょうか。
また、日本では緊急事態宣言が6月20日にまで延長されましたが、
多少は円売りに反応するかも。