ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演で
年内のテーパリング開始が示唆された後の先週の米雇用統計でしたが、
結果的にはネガティブサプライズになりましたね。

せっかく金融政策正常化に向けて徐々に動き出したと思いきや、
冷や水を浴びせられた格好となりました。

どうなんでしょうか、
これで年内のテーパリング開始は微妙でしょうか。

というか、表現が難しいですが、
テーパリング開始の先送りではなくて、
テーパリングの議論開始の先送りでしょうか。

どちらにせよ、先行き不透明感が増してしまったことに変わりないです。

また、菅首相が自民総裁選に出馬せずに辞任を表明しましたが、
これにより日経平均が上昇するとは。。。

、、、よっぽどだったんですね。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21090501
全般的に遅行スパンが陽転し、青色ゾーンが多く出ていたので、
ロング指向で臨むべきチャートをしています。

いつものように青色ゾーンを背にしての押目買い戦略が上手く効きましたね。

週中に一瞬だけ、微妙に赤色ゾーンになっている個所もありますが、
ここでショートするのはちょっと早いでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してEUR買い、USD売りになっているので、
やはり、EURUSDのロングが適切でしたね。

同じくJPY売り傾向でもあったので、
EURJPYのロングでも良かったかもしれません。

さて、月曜からの相場ですが、
9日にECB理事会が控えています。

これまで米と比較して景気対策に後れを取っていた欧州ですが、
今回のECB理事会では、量的緩和策の縮小に向けた議論が
開始されるとの思惑もあるんだとか。

となると、EURが買われる可能性が高そうですが、
果たしてどうなることか。