先週の為替市場は途中にレーバーデイの休日も挟んだためか、
全般的に低ボラティリティでしたね。

そんな中、ECB理事会が開催され、
ラガルドECB総裁がテーパリングについて
どのような発言をするのかに注目されました。

結果的には債券購入ペースの縮小が表明され、
これは実質的にテーパリングの開始はずですが、
ラガルドECB総裁は「テーパリングではなく、微調整」と言及。

“微調整”とは上手い表現ですね。
テーパリング開始と思われてしまっては、
ユーロが必要以上に買われてしまうリスクがありますし、
市場に余計なショックを与えてしまうリスクもあったので、
こうした言葉選びは重要なんでしょう。

でも、、、実質テーパリング開始なんですけどね。

それでは、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21091201
1週間を通しての値幅は80PIPSほどでしょうか、
ドル円らしい低ボラ相場でした。

それでもトレンドフォロアーであれば、
週前半は遅行スパン陽転、青色ゾーン上では買い目線、
週後半の遅行スパン陰転、赤色ゾーン下では売り目線になるべきですね。

実際のところは、4時間足レベルでも明確な優位性は無いので、
無理にドル円でトレード必要はないでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
こちらも週を通しての分かりやすい優位性はありませんでした。

日替わりで強弱が入れ替わっていたので、
通貨の力関係からトレード対象の通貨ペア選択をするのも難しかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
各国中銀がテーパリングを示唆し始めているのが影響しているのか、
NYダウが徐々に弱含んでいるのが気になります。

それでも日足チャートを確認すると、
まだまだ上昇トレンドを維持しているので
上目線になっていることに変化なしです。

しかし、もしも8月に付けた安値を割ってくるようだと、
ダウ理論的には高値切り下げ安値切下げのパターンになってくるので要注意です。