先週の材料としては、EUがイタリアの予算案を拒否したり、
イタリアの格下げなどが話題として取り上げられ、
全般、ユーロ売りが広がりました。

また、米株急落後の動向も注目されましたが、
現状、ボラティリティが高い状態にあるものの、
とりあえずは戻りを試していて続落する動きにはなっていません。

どうなんでしょう、米経済は好調で、米企業の好決算も続いているので、
今回の急落は、米債利回りの上昇をきっかけとした
単なる利益確定売りなんでしょうか。よく分かりません。

という事で今回は
先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週初は一時的に買い優勢の場面が見られましたが、
雲は細くて明確なトレンドにはなりませんでしたね。

そして、中盤以降に下降トレンドへ。

この時、
“いつから下降トレンドという認識を持つべきなのか”
というと、
スパンモデル的には遅行スパン陰転、
且つ、赤色ゾーンへ変わった時ですが、
それまでのレンジ相場を見ていると、
すぐに目線を変える事ができないかもしれませんね。

その場合は、先週の始値でもあり、下値支持線でもあった
オレンジラインのブレイクで売り目線でも良かったでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初は、JPY買い、GBP売りから始まりましたが、
週中以降は、USD買い、EUR売りが優勢になっている事が分かります。

という事で、通貨の強弱の観点でも
EURUSDのショートは最もトレードしやすかったはずです。

さて月曜からの相場ですが、
米企業の決算が本格化するので、
それに米株式市場が反応するかどうかでしょうか。

概ね、好決算が予想されていますが、
これに素直に反応するなら米株式市場の戻り基調継続、
為替も多少リスク選好の円売りでしょうか。

しかし、今は株式と為替の相関性は薄れていますから
為替へはそれほど影響しないかもしれませんね。